フリーウエイトトレーニングの基礎
今回は、フリーウエイトトレーニングの基礎について説明していこうと思います。
1.ウエイトトレーニングの必要性
①スポーツのパフォーマンスの向上
・一般的筋力の向上→他の体力要素や専門的体力の向上に好影響を与える
・パフォーマンスに直結した身体能力の向上を図れる
・より高度な技術や戦術を身に付けやすくする
②障害の予防
・スポーツ外傷の予防と軽減、再発予防
・スポーツの障害の予防と軽減、再発予防
・筋力バランスの改善
2.ウエイトトレーニングと休養
超回復を考慮したトレーニングが重要(トレーニング部位や強度による回復時間の違い)
3.ウエイトトレーニングと食事
①タイミングの良いエネルギーの補給
②タンパク質の必要量の補給
4.トレーニング施設及び器具の管理
①器具の基礎
・フリーウエイト、バーベル、ダンベル、カラー(留め具)
②レイアウト
・同じエクササイズはまとめて配置
・通路の確保(90㎝以上)
・補助を行うスペースとインターバルや器具の待ち時間に待機するスペース
・フォームをチェックしながら行う者の前には鏡
・トレーニング器具の間隔は60㎝以上(できれば90㎝以上)
・マシンと鏡の間は15㎝以上
③メンテナンス
・バーの周り
・回転部分
・サビ
5.安全管理
①トレーニングルームのルール及びマナー
・トレーニングをするときはウェアとシューズの着用
・セット間の休憩は器具から離れる
・動作開始時に360度周囲の安全を確認
・ヘッドホンやイヤホンの使用は禁止
・破損や故障を発見したら管理者に報告する
②フリーウエイトを使用する際のルール
・補助者をつける←重要!
・バーベルを使用の際は必ずカラーを使用
・バーベル、ダンベル、カラーを投げたり、床に落下させたりしない
・プレートの装着は左右均等、着脱は2枚で左右一枚ずつ同時に行う
・プレートやダンベルは元の位置に戻す
今回は、器具や安全面について解説しました。ジムを利用する方や、これから学校や家にウエイト器具を配置する方など、参考になれば幸いです。
次回はフリーウエイトのトレーニングの実技内容について触れていこうと思います。